創作に関する違和感

今回は創作について真面目な話をしていきたいと思います。

最近、自分の創作について思い悩むことが増え、喜んでもらえることもある一方で、「あれ?それだけ?」と引っかかることもあり、そういった気持ちを自分なりに整理するために、今回はブログに書いてみようと思います。

私はフリゲを作るとき、立ち絵やセリフなど一つひとつ意味を込めて作っています。
表情、ポーズ、セリフの間、目線、構図──それぞれに「この人物は何を感じてるか」「プレイヤーにどんな余韻を残すか」を考えてシナリオを練っています。

仮にセリフがなくても、キャラクターの表情や仕草だけでその場面がどうなっていているのかなど、そんな「行間」を読ませるシーンにもこだわっているつもりです。

ですが、そういう部分にはあまり気づかれず、「絵柄素敵です!」ばかり言われると…ああ、自分が描いた「本当の中身」は見てもらえなかったのか、と少し寂しい気持ちになりますし、絵柄について特に意識して描いてはいないので、褒められても微妙な気持ちになってしまいます。というのも、作品について感想をもらったときに、「どこが良かったですか?」と聞くと、「すみません、分かりません」と返されたり、どう見ても不気味なキャラやカッコいいアクションポーズの絵に対しても、「可愛いですね」と言われたりすることが多いです。それがもし、「感動したけど、言葉にできなかった」という気持ちからの「絵柄素敵」なら、それはそれで嬉しいですが、そういった反応の多くが、ちゃんと見ずにとりあえず褒めておこうというテンプレのような言葉に感じられてしまう瞬間があり、「自分の作品って、本当に見てもらえていない」という虚しさをよく感じてしまいます。

もちろん、絵柄を褒めていただけるのは本当にありがたいです。
でも、自分が表現したいのは、その奥にある「物語」や「演技」なんです。

フリゲに限らず、何気に描いた絵や同人誌も同様ですが、キャラクターのさりげない仕草や目線、言葉の余白に気づいてくださったら、私にとって最高のご褒美になります。

この記事を機に自分に対する目線が変わっていただけたら私としては本望です。

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